2016.06.24
【情報漏洩】情報流出の事例からみる今後の情報漏洩対策のあり方について
2016年6月20日
最近、SNSへの書込みから悲しい事件に発展してしまったというニュースがありました。かなり話題になっていますが、このような話題は今に始まったことではありません。SNSが発展してきたことで、このような問題は多々取り上げられています。今回は、SNSがどのような影響を及ぼすのかという点を解説していきます。
目次
今回の事件をうけて、自民党や公明党がようやく重い腰をあげました。ストーカー規制法の改正です。今までは、電子メールなどは対象に含まれていましたが、SNS等は対象に含まれていませんでした。警察の行動を批判する声もありますし、法律が整っていないことを指摘する声も多数あります。今回は、ブログやSNSで執拗な書込みをしていたということが分かっていますので、ネットに詳しい人であれば非常に危ない状況というのは理解できたかと思います。
今回の事件が起こってしまった背景には、SNSの普及があります。最近では、個人でSNSを使いファンを集めてイベントをする人もいるみたいです。ファンとの関わり方も変化してきているということが分かります。アイドルは自分の公式アカウントを保有していてファンと日常的にやり取りをするというのは珍しいことではありません。アイドル側も良いアピールの場として捉えているのではないでしょうか。
改めて今回の事件に限らず、SNS使用時の注意点を復習しておきましょう。例えば、SNSで自分の家の住所が分かってしまうものや、その他個人情報が分かってしまうものはアップしないように気をつけましょう。誰がどこで見ているか分かりません。一度、投稿してしまうと魚拓をとられたり、まとめサイトで拡散したりと一生残ってしまうのがネットの特性です。
今回は有名人が対象となりますが、まずはSNSのガイドラインや運用方針を見直したほうが良いかもしれません。どのような投稿をするのか、どのような場として活用するのか、何か禁止行為で何か良いのか、ここのラインを明確にしておくことで最低限のマナーは守られるはずです。また、現実の場での対応に発展する可能性もありますので、どのような内容が危険なのかという判断基準も持っておく必要があるかと思います。
何か事件があってからでは遅いので、何事も事前の対応が重要です。SNSの普及により、コミュニケーションの取り方や距離の取り方が少し変化してきているということを認識して、関係者を巻き込んで協力体制を構築していくことも必要な取り組みです。有名人であれば、必然的にメディアに露出する頻度も高くなりますので、様々な人がファンになっているということを頭に置いて行動する必要がありそうです。
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