レポート:【第24回ウェビナー】誹謗中傷と表現の自由、その論点~パソコン通信からSNSへの30年~
ネット草創期は「バトル」と呼ばれた誹謗中傷 桑江:過去30年でさまざまなメディアが誕生し、ブームを巻き起こしてきました。今回のテーマは「パソコン通信」ですが、山本さんもパソコン通信から始めたのですか。...
- 2020.11.04 2023.06.20
ネット草創期は「バトル」と呼ばれた誹謗中傷 桑江:過去30年でさまざまなメディアが誕生し、ブームを巻き起こしてきました。今回のテーマは「パソコン通信」ですが、山本さんもパソコン通信から始めたのですか。...
今ではよく使われている「セクシャル・ハラスメント」という言葉。いわゆる「セクハラ」が一般に知られるようになったのは1989年のことです。 平成最初の流行語大賞。「セクハラ」という言葉が新語部門・金賞部...
「コロナ対策をしているか」も炎上要因に 桑江:まずは、直近1カ月間の炎上事例を振り返りましょう。かなり大ごとにもなり、身につまされると思ったのは、南米のプロサッカーチームの選手16人が新型コロナウイル...
事件の始まりは、女子高生の何気ない冗談でした。 1973年12月8日、登校中の電車に乗っていた3人の女子高生。地元のT信用金庫に就職が内定した1人に、別の1人が「信用金庫は危ないよ」と忠告します。ただ...
先進国で最下位、日本のジェンダー格差 本日のテーマは「企業として知っておくべき『ジェンダー論』~ジェンダー炎上を防ぐために~」ということでお送りしたいと思います。 ジェンダーとは「社会的に決められた性...
論点が分散した「マスク拒否おじさん」 桑江:まずは直近1カ月にどのような炎上事例があったのか、SNSやデジタル・リスクの観点から見ていこうと思います。 前薗:航空機内でマスクを着用しなかったことで他の...
皆さんは「世界一短い手紙」をご存知でしょうか。 1862年に「レ・ミゼラブル」を出版したフランスの作家、ヴィクトル・ユーゴー。大作を書き上げた疲れを癒やしていた異国の地から、出版社宛てに1通の手紙を送...
ウェビナー参加者の半数超が「フェイクニュース信じた」 桑江:新型コロナウイルスで出回ったフェイクニュースを信じてしまった人は、どれくらいいるのでしょうか。今回のウェビナーに参加してくださっている皆様に...
たった1つの情報が、一夜にして世界を変えてしまうことがあります。例えそれが、誤って発信されたものだとしても。 1989年11月9日、東西ドイツ分断の象徴だった「ベルリンの壁」が崩壊しました。 押し寄せ...
日本企業で先駆け、2011年に公式アカウントを開設 桑江:「一風堂」が公式Facebookを開設したのは2011年でしたね。ご自身は一風堂の初代(前任)の「中の人」ですが、御社がSNSの運用を始めたき...
2020年6月にオンラインで開かれた、一般財団法人情報法制研究所のシンポジウム。報告者の1人として登場した国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの山口真一准教授が、興味深い持論を披露しました...
「私作る人、僕食べる人」 1975年、こんな台詞が耳に残る大手食品メーカーのテレビCMが話題になりました。 テーブルに置かれたインスタントラーメンを笑顔で囲む若い男女と少女。女性と少女の「私作る人」と...
企業活動のオンラインシフトが加速 桑江:2020年5月にある民間企業が実施した調査によると、新型コロナウイルスの感染拡大で「生活・暮らしが変わった」と答えた人は約80%に上り、変化をポジティブに捉える...
「コロナ」関連ツイートが週2,500万件 桑江:まずは2020年1~8月の新型コロナウイルスに関するSNSの動向を見てみましょう。「コロナ」というキーワードを含むTwitterの週投稿件数が最多だった...
コロナ禍のネット炎上が増加 桑江:デジタル・クライシス総合研究所主催の第13回ランチタイムウェビナー、本日は「コロナで加速する誹謗中傷~ネット炎上の実態と対処法~」というテーマです。コロナ禍における炎...
コロナ禍で加速する消費者行動などのデジタル化 桑江:アイルランドに本拠を置く総合コンサルティングA社が2020年4月、世界15カ国の約3000人の消費者を対象にした調査によると、新型コロナウイルスの影...
新型コロナウイルスの感染拡大は社会全体に大きな混乱とダメージをもたらしただけでなく、経済活動や生活様式のさまざまな問題点も浮き彫りにしました。 人件費などが安いという理由でオフショア(海外)に頼り切り...
炎上件数が高止まり、求められる企業の情報開示 桑江:まずは、2020年1~5月の新型コロナウイルス関連の炎上件数を見ていきましょう。4月の246件がピークで5月は159件に減りましたが、前年同月比では...
19世紀に活動したイタリアの国民的作家、アレッサンドロ・マンゾーニ。代表作として知られるのが、日本でも出版された長編小説「いいなづけ」(1827年刊)です。 結婚を誓い合った若い2人は、理不尽な試練の...
2020年4月30日、米国Twitter社が発表した2020年1~3月期決算は、SNSの存在感の高まりを見せつける結果となりました。 新型コロナウイルスの感染拡大で広告収入が落ち込んだにも関わらず、売...
※この記事は雑誌『美楽』2020年7月号の掲載内容を一部修正の上、転載しております。 2020年1月15日、ツイッターに特定の国籍や民族への差別的な内容を投稿したことなどを理由に、A大学は大学院の特任...
心にボールを投げた「日常」のCMが好感度1位に 桑江:CM総合研究所の調査によると、2020年2月27日に政府が全国の小・中・高校や特別支援学校に臨時休校を要請したのを境に、ACジャパンのCM出稿が急...
世の中の変化を捉え、自社の取り組みに活かす 桑江:民間企業が実施した各種調査の結果によると、新型コロナウイルスによる経済活動の自粛後、「広報活動に影響が出た」とした担当者は81%に上りました。 担当者...
見る人をイラっとさせなければ炎上しない 桑江:炎上対策のチェックリストとしては、「宗教や人種、国籍などを差別していないか」「法に触れていないか」「個人のプライバシーに配慮しているか」「マイノリティーへ...
コロナ禍の不安、ストレスで炎上が急増 桑江:新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されますが、SNSでは「本当に元の生活に戻れるのか?」という不安の声が上がり始めています。 専門家は「未知のことに恐怖...
「コロナ禍の収束後」にポジティブな関心 桑江:新型コロナウイルスの影響もあり、SNSの炎上はさらに増えていくとみられています。2020年4月の炎上件数は246件で、2019年1月の集計開始以来、最多と...
※この記事は雑誌『美楽』2020年6月号の掲載内容を転載しております。 2019年に発生した新型コロナが依然として(※1)猛威を奮っています。 2020年3月に開催が予定されていた選抜高校野球大会は、...
長引く自粛でメンタルがネガティブに 桑江:新型コロナウイルスの感染が広がる中では、全体的にイライラして疲弊しているようなSNS投稿が多く見られます。「こんなことで批判されるの?」と驚くような事例が実際...
「炎上」と「神対応」の差は「国民の声に寄り添えているかどうか」 桑江:新型コロナウイルスに関する世論を見ると、2020年3月8日から5月7まで直近2カ月間のTwitter投稿のうち「コロナ」と「炎上」...
「だけど、なにも着てやしないじゃないの!」 デンマークの童話作家、アンデルセンの代表作として知られるのが「裸の王様」です。 見えるはずのない新しい衣装を身にまとって大通りをパレードしている王様を目にし...