口コミによる風評被害とは?企業の人材採用力強化に直結する対策も解説!
- 公開日:2025.02.28 最終更新日:2025.03.03

はじめに
ネット掲示板や口コミサイトのレビューなどに書き込まれた風評を放置すると、企業の信頼が損なわれ、集客・売上の減少に繋がる恐れがあります。それだけでなく、口コミによる風評被害の影響は、優秀な人材の採用を阻む要因にもなり得ます。今回の記事では、企業の人材採用力強化に直結する風評対策を紹介します。
口コミによる風評被害の主なパターン
企業に関係する口コミの風評被害の例としては、以下のようなパターンが考えられます。
■個人ブログやSNS、ネット通販サイトのレビューなどで自社の製品・サービスが取り上げられ、「品質が低い」「産地や原材料を偽装している」といったネガティブ情報を発信される。
■店舗やカスタマーセンターの顧客対応に満足できなかった人が、その不満を大きく誇張・歪曲したクレーム内容を口コミとして書き込む。
■飲食店のアルバイトや客がSNS上に投稿した不衛生な悪ふざけ動画が拡散・炎上したことで、「不潔な店舗」という口コミが広がる。
転職系の口コミサイトも要注意!
現従業員や元従業員が企業の職場環境や労働条件、社風などの口コミを書き込む転職サイトにも注意が必要です。
転職サイトに「給与が安い」「休みがない」「上司が高圧的」などと書かれれば、採用活動にブレーキがかかってしまいます。求職者が遠のいてしまうと、求人広告の掲載や人材会社への依頼に要する費用と手間が膨らむ恐れがあります。
もちろん、「世間から『ブラック企業』と見られている企業で働きたくない」と思うのは、既存の社員も同じでしょう。自社に対するネガティブな口コミが広がれば、自らの仕事や職場に対する自信と誇りが失われ、最悪の場合は離職者が続出することにもなりかねません。
多くの業種・業界で人手不足が深刻化していることもあり、「ネガティブな口コミによって採用活動がうまくいかなくなる状況は避けたい」と考えている企業は多いのではないでしょうか?
口コミ回答サイト「kai」とは?
●転職サイトの口コミは信用できると限らない
シエンプレが運営するデジタル・クライシス総合研究所の調査データ(※)によると、悪い内容の口コミを見たことにより、「応募を取りやめた」「面接を辞退した」「志望度が下がった」という求職者は、80.5%にも上ります。
kai - 人材採用力強化に直結する口コミ対策 | シエンプレ株式会社 - 唯一のデジタル・クライシス&サイレントクレーム対策会社
人材採用力強化に直結する口コミ対策 MENU 口コミは採用に大きな影響を与えます サービスの流れ 導入事例 ご利用までの…
siemple.co.jp一方、転職サイトの口コミは、基本的に匿名で投稿されます。もちろん、転職サイトを利用している人の口コミではあるものの、その内容が実体験に基づいているのか、完全な虚偽なのかは判別できません。
実際に、その企業に対して何らかの不満を抱いている人が、全くのデマを故意に書き込む可能性もあります。また、実際に当該企業で勤務していたユーザーだとしても、「匿名だから多少誇張したことを書いても良いだろう」と安易に考え、事実と異なる内容を投稿することも考えられます。
●誤った情報(口コミ)に対し、事実を正しく伝える場
こうした問題に対処するため、シエンプレが運用しているプラットフォームが、口コミ・評判に対する企業の公式見解を確かめられるメディア「kai」です。
企業に関するネット上の口コミは求職者の多くが信用し、意中の企業を絞り込む際の参考にしていますが、すべてが事実を正しく表しているとは言えません。
実際に、「kai」のクライアントへの調査結果(※)では、口コミの8割程度が事実と異なる、または既に改善済みの内容でした。
企業が口コミ・評判へ回答するポータルメディア「kai」
トップページ - 企業についての「口コミ・評判」実態報告プラットフォーム 「kai」は、企業についてネット上で語られてい…
kai-z.net「kai」サービスの流れ
では、口コミ回答サイト「kai」が、いかにして人材採用力(応募数・内定承諾率)を強化するのか、ポイントを紹介しましょう。
●顧客企業の口コミを抽出し、口コミ回答サイト(ページ)を新規作成
さまざまな口コミサイトから、弊社の専門家が反論すべきと判断した口コミを取り上げて調査・分析します。
その上で、「Kai」の中に顧客企業専用のページを作成します。
●実態・反論・謝罪文案作成をサポートして投稿
顧客企業にヒアリングを行いながら、第三者が読んで納得する論理的な文章の作成を弊社専属ライターがサポートします。
改善済みの問題については実態を説明し、事実と異なる内容にはしっかりと反論します。また、口コミが事実であり、改善すべきと考えるものには、真摯な謝罪と改善意思を表明します。
●新たな口コミを定期監視し、実態・反論・謝罪文をその都度作成
定期的に各種口コミサイトをモニタリングし、月に1度レポートを提出します。
問題のある口コミを発見すれば、その都度、正しい情報の回答を作成して投稿します。
●「社名+口コミ」「社名+評判」で検索上位に表示されるようSEO対策
全社共通ドメイン(Kai-z.net)で運用するプラットフォームのためコンテンツ量が多く、高いSEO効果を期待できます。
毎月新たなコンテンツを公開しながら、顧客企業名に「口コミ」「評判」などを加えて検索した際に「kai」のページが上位表示される環境を創出します。
●採用関連コンテンツも作成
採用活動における魅力付け、SEO対策を強化するため、採用関連のコンテンツを作成することも可能です。
顧客企業の強みやアピールしたい内容、所属業界全体としてネガティブに思われがちなこと、採用現場でよく聞かれることなども、回答の中で発信します。
口コミによる風評被害に遭ったら?
自社が口コミによる風評被害に遭った際、「どうすれば良いのか……」と手をこまねいている間にも、ネガティブ情報はどんどん拡散されてしまいます。そのまま何も手を打たなければ顧客や取引先の不信感が増し、「リスクマネジメントができていない会社」というイメージが定着してしまう恐れもあります。
ただし、風評に便乗した新たな書き込みや、デマを信じた人からの誹謗中傷などに対し、感情的に反論してしまってもいけません。そうした行為はネットユーザーらの反発を招き、自社の評判をさらに落としてしまう可能性があります。
突発的な有事の際に迅速かつ的確な対処を取るためには、平時から危機管理対策を整えておくことが重要です。
●風評被害・炎上対策で頼りになるのは専門会社
ひと口に「風評被害の対策」と言っても、その中身はさまざまです。「自社に関する風評を発見したときの対応」「拡散されて炎上してしまった場合の対応」、さらには「自社の評判を回復させるための手段」などが必要となります。
適切なタイミングと手法で危機を乗り越えたいと考えるのは当然ですが、実際にはデジタル・クライシス対策の知識やノウハウがなければ困難でしょう。風評被害の拡大がもたらす炎上対策も視野に入れた備えを日頃から講じておきたいとなれば、なおさらです。
こうしたとき、頼りになるのは風評被害対策の専門会社です。弊社の「kai」をはじめ、風評被害・炎上対策を網羅する各種サービスを利用することで、自社をレピュテーションリスクから守ることができます。
口コミによる風評被害のまとめ
組織の規模や業種・業態を問わず、「風評被害とは無縁」と言いきれる企業は存在しないと言っても過言ではありません。
風評被害対策で重要なのは、迅速さと的確さですが、双方をうまくコントロールするのは想像以上に難しいことです。
炎上に反応した消費者からのクレームが殺到し、返品・返金作業などに追われれば、ネット上の対応まで手が回らない状況に追い込まれる可能性もあります。だからと言って炎上を放置すれば、悪評が際限なく広まってしまう恐れが生じます。
一度損なわれた企業やブランドのイメージを元通りにするには、膨大な時間と手間がかかります。こうしたリスクを考えても、さまざまな風評被害対策をプロの専門会社に依頼するメリットの大きさがわかるのではないでしょうか?
サービスの内容や体制が自社のニーズに合っているかをよく見極め、信頼できる専門会社に協力を仰ぐことを、ぜひ検討してみてください。